今の世の中、特に日本は、便利で住みやすく、働きやすくなった。電車だって時刻を厳密に見なくても駅に行けば電車は来る。電話は携帯電話。さらにメールができ、どんどん合理的に物事は進み時間はどんどん短縮されものすごい速さで時間が流れていく。ちょっと前の携帯がない時代。エアコンがない時代。PCがない時代。それでも普通に生きて生活をしていた。便利になればなるほどさらに便利を求め、自然を顧みずに開発に明け暮れて、気づけば、ちょっとしたゆとりを忘れてしまった。そのせいで、いつのまにか、ギスギスとした生活をして微笑みや笑顔を忘れ、言葉も交わさず、自分の事だけを考えているそんな人間になってしまってはいないか?でも、稼ぐためにはしょうがない!というような。
そんな時に、今回の災害。人類の想像もつかない災害が起こってしまった。もしかすると、驕っている人間への重すぎる警告なのではないか。それでも、今回は、その序奏だぞ!あまりにも大きい犠牲を払ったが、津波は都会の手前で止まった。地震と津波が首都圏を襲ったら、こんなものではなかっただろう。
たしか、この国には16年前にも警告した。人類、特に日本人は、復興は学んだが根本が分かってない。そして、再び大きな警告。次は違うぞ!と、目に見えない「何か」からのお仕置きなのだ。それは、神とかそういうものではなく、地球・自然・本来のこの宇宙の持ち主なのかもしれない。
今回、その持ち主は粋なことをしてくれた。電気を奪ったのだ。
電気のない生活を大人に思い起こさせ、子供たちには初めての経験をさせた。
携帯も使えず、TVもパソコンもゲームもできない世界を演出したのだ。
それにより、子供たちは、明るい時は友達と外で遊び、夜は家族で過ごす。トランプをしてみたりかるたをしてみたり、外に出てみると明るい世界がある。月灯りだ。心なしか星の数も増えたように見え、大人には子供の頃を思い出させたり、若い人たちに初めて自然を感じさせ、子供には、日常ではない本来の世界を体験させている。
電気なんかより、自然の力の方が上なのだ。その証拠に、「明日は暖かくなるから『停電』中止」と天候の力、太陽や雲によってコントロールされている。
しかし、災害が起こる前までは、すべてが便利になり、すべてが合理的に進み、時間も早く動き、それをさらにより早くを目指していた。まさか、天候の力と電気の関係なんて考えもしなかった。
そこで、今年は、ちょっとブレーキをかけ、ちょっと立ち止り周りを見渡してみてもいいんじゃないか。
稼ぐためなら他人は関係ない、自分さえよければいいのだ!という考えで進んで経済を成長させ続けてきた。しかし、そもそもそういう体質は日本人には似合わなかったのだ。実際、災害が起きなくても、経済は停滞をし始めていた。日本人は、欲丸出しではなく質素で慎ましい人種だったのだ。いつの間にか悪いとは言わないが、一部欧米化し、いつの間にかしゃかりきが普通になっていたのだ。
そんな時、今回の大災害が、我々に考える時間を与えてくれたのだ。
今、原子力発電は止めよう!さらにCO2排出する火力も止めたい。
そうなると、結局、電気が不足してしまうのだ。
じゃあ、ないならないなりに考えてみよう。夏はエアコンがないから、自然の風を感じて涼みましょう。風が来ないところは、その原因は海のそばやあらゆるところに無計画に作った高層ビルのせい、しょうがないから涼しい所に行きましょう。冬は、暖かいものを着てこたつに入ってあったまる。
もちろん、火鉢や炭に湯たんぽ。
暖かくなり夏を迎える準備の春、暑さがおさまるお彼岸のころから風が涼しく感じる秋。
だんだん夏か冬の2つの季節になり始めている日本に再び春夏秋冬の四季が戻ってくることだろう
。
社会や経済活動がゆっくりすすんでも、新たなエネルギーに関して、我々日本人はだてにノーベル科学賞やらをとってるわけではないので、すぐに見つけ出し再び最先端になるのだ。
これまで、戦争や大震災の後にそうやってきたように。
だから、この際、復興を急ぐだけではなく、これまでを見つめなおしながら、スローペースで新たな日本を作り上げていきましょう。
もしかすると、自然を顧みず発展を目指している多数の新興国や、すでにつきあたりに来ている先進国の見本になる本当の先を行く国になるかもしれません。いや、なると断言できる。
本来日本は、そういう国なんです。だから、こんな小さな島国なのに世界が日本を意識している。
そういえば、確か、16年前の阪神大震災の時は、素人首相村山で今回もド素人首相菅無能がトップ。そういう隙を見計らって事を起こす「目に見えない力」には驚くばかりである。
だから、無能なトップが復興だとか新しい東北の街づくりなど言い出してるけど、東北の復興や街づくりは地元の人にまかせて余計なことだけはしてほしくない。味もそっけもない街づくりでもされたら、
『まだ懲りないのか!!』
と、ますます危険なことになってしまう・・・・。
さ、ゆっくりとあせらず週末を過ごすとしますか
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