「アジア民族芸能祭in石垣島」という物凄いイベントの広報としてお邪魔した。
その年は、雨が降ったりして野外イベントが中止になり市民会館でのイベント。
そんなわけで、混乱もしてあまりいい印象じゃなかった。
こちらの混乱とは別に、TVスタッフはゆったりと石垣島を取材していた。
そうそう、お亡くなりになったアナウンサーの鈴木君枝さんもご一緒した。
それでも、打ち上げでは、仕事もハードだったこともあり、不平たらたらだった。
「もっと、南国の島だと思ったけど、なんだか暑い日本の田舎という感じ」
「面白いところじゃない」
「海は綺麗だったけど・・・・・」
そんな感じだった。
そして、居酒屋から、ホテルまでタクシーに乗った。
タクシーで、酔っぱらった鈴木アナが、運転手さんに
「この島、面白くないですね・・・・・」と、いきなり言い出した。
驚いた!いくら酔ってるとはいえ・・・・いきなりかよ!
ところが、運転手さん
「仕事できたの?」
「はい!」
「竹富島には行ったかな?」
「いいえ!」
「行ってみるといいさ。船で10分!半日もあればゆっくり見て回れるから、・・」
「え?そんなに近いんですか? 明日の飛行機午後なんで、午前中オフだから、午前中だけで大丈夫?」
「騙されたと思って行って御覧なさいよ。きっと、また来たくなるよ」
すでに、夜中の2時過ぎ、
まあ、とりあえず、8:00ロビー集合で島に行ってみよう。起きられたらね。
朝8:00 前夜ベロベロだったわりに全員起きてきた。
確かにあっという間に着いた。
上陸したけどどうしていいのかわからない。
とりあえず、島観光のワゴン車に乗ってみた。
僕らの前日までの印象は一変した。
空気そのものがゆっくりとしていて、時間さえもゆっくりとしていた。
星砂の海岸、そしてコンドイビーチ
なんと綺麗な海岸・・・・・なのに、観光ワゴン車は降りることが出来ない。
眺めるだけ・・・・。それにしても、綺麗だった。ビーチに降りたかった・・・次はこのビーチで過ごすぞ!!!と、島に着いて30分で次のことを考えていた。
水牛車で町を回る。昔ながらの琉球瓦の街並み。
案内してくれたおじさんは三線を弾いて八重山民謡を唄う。
昨日までの忙しさやいろいろあったことがす~~~とおさまった
鈴木君枝さんはと言うとすっかりはまって、次、いつ来ようか・・・・状態に。
特に星砂浜では、星砂探しで集合に遅れそうになったくらいだ。
他のスタッフやディレクターも昨日までとは違いすっかり八重山の魅力にハマってしまった。
そのスタッフたちもその後もそれぞれで島に行っているようだった。
ディレクターとはプライベートでも一緒に来たりした。
ダイビングにすっかりハマったようだった。
その後も、僕はと言うと仕事で毎年きた。
仕事を終わらせて、その後、ちゃっかり、休みをとって竹富島に行ったり
その年に来た取材の方たちを石垣島を案内したり竹富島を案内したりで
新聞社やTVや雑誌社もすっかりハマらせることが出来た。
お陰様で記事も素晴らしく、反響も良かった。
もちろん、来た取材の人たちも八重山好きになっていった。
その後、プライベートで行ってみると、ご一緒した記者やライターと偶然港で会ったりもした。
僕も仕事とは別に休みをとって石垣島や竹富島に泊まったりを続けていった。
特に、竹富島のレンタサイクル丸八の新ちゃんとは最初の頃からの付き合いで、竹富島に泊まって竹富島の夜の星空の凄さや竹富の面白い人などを教えてくれた。
そして、毎年通って20年近くたった。
素晴らしさは変わらないままである。
八重山に通って、思っていることがある。
一番行くのに良い時期。
安くて空いてて気候もいいナンバー1は、6月20日過ぎ。
不思議だけど、どんなに異常気象でも、18日頃から天気が良くなり、20日に梅雨明けする。
毎年そうだ。このタイミングは空いてて、まだ、夏休みでもなく安い。天気は梅雨明けの晴れなので過ごしやすい。
あとは、9月末。基本的には台風は7月8月に多い。秋の台風は八重山には行かず、本土に向かっていく。それなので、那覇空港や石垣空港ではなく羽田だが台風直撃で困ることはあるけど。基本的には涼しい秋の風が吹き始め過ごしやすい。
また、祭りも始まる時期でもあるので、十五夜祭など楽しめるかも
さて、着いてからは、どうするのか?
それは、朝起きてから決める。天気がどうなのか?それから考える。
あと大事なのは、汐の潮位表。何時に干潮で何時が満潮なのか?
それが、意外と大事。海に行っても浅すぎて泳げなかったり、でも、綺麗な砂浜が遥か彼方まで現れる干潮。
僕は、干潮が昼間にあるタイミングが好きだ。歩いて珊瑚に行けて熱帯魚をいっぱい胡坐かきながら見ることが出来る。なんか贅沢だなと思う。
夜、満月は困る。明るすぎて星空が見えにくい。
そんな風に自然と会話をして、楽しみを百倍にするのだ。
そして、好きなのが、車を借りて石垣島一周。
海沿いのドライブ。何度見ても、どんな天気でも綺麗な川平湾。
北の灯台。
とにもかくにも、ビューポイントだらけ。
最近は、島の人に聞いた「秘密のビーチ」
そこは、小さな入り江。そこから海を眺めると海岸から沖まで小さな珊瑚がいっぱい。
潮が引くとまるで、置き石があるような風景になるが、その石が全部珊瑚。
散歩しながら、珊瑚のわきを通りながら、熱帯魚を眺めて沖まで行ける。
沖まで行くとリーフになっていて急激に深くなっている。
そこは、大きな魚がうようよいる。まるで自然の水族館。
四つん這いになりながらそこを眺める。
ああああ、行きたいな・・・・・。と、6月20日が近付くと毎年思う。
それにしても、ここまで八重山にハマってしまうとは・・・鈴木君枝さんのあのタクシーでの一言。
そして、それに答えてくれたタクシーの運転手さんの一言
それがなかったら、
僕の人生は、まったく違うものになっていただろう。
お二人には大感謝です。
そして、それに答えてくれたタクシーの運転手さんの一言
それがなかったら、
僕の人生は、まったく違うものになっていただろう。
お二人には大感謝です。
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