日本という国は江戸の昔から、悪代官がいて悪徳商人がいてその癒着があったと、思うけど(見たんか?と突っ込まれると困るけど。しかも、水戸黄門とかのTVの話を信じきってるわけですが)、
そういう国だ。まあ、楽に金を儲けて、安定させたい。その為には、なんでもしたい。経営者はそう思う。だから、日本だけではなく利権に対して政治も企業も群がっているだろう。
それでも、日本は昔に比べれば、利権政治は減ってきた。いろいろと民営化してみたり少しはガラスばりに近づいてきたと感じている。
しかし、今回の原発事故で見事に曇りガラスが割れた。
東電の社長の会見を見ていて、このおっさんはなんなんだろうか?映画のキャラクターにも使えないくらいのわかりやす過ぎる金の亡者だ。口ではお詫びの言葉を発しているが、目や腹は自分の金の事だけ。
今後の東電について聞かれると、胸を張ってスリム化とリストラをするといったかと思えば役員報酬に関してはカットというかと思えば、%がどうのこうのと口ごもる。
保障に関してはというと、上限が決まっている法律にのっとって・・・・・。
政治家が仮払い100万と発表しているにもかかわらず、これから検討という。
実際、事故を起こしている原発に関しては、別の担当にふって我関せず。
そして、金銭の話は、なんとか払わずにすませたいようなそぶり、これ以上突っ込まれたら、政治家の名前出すぞ!俺のバックの人間を出すぞ的な目と腹にためながらお詫びを口にする
これまで、いかに金に物を言わせて生きてきたのかが、鮮明にわかった会見だった。
それをこんなにわかりやすく見せる人は初めてみた。
子供もこれを見れば、ひどいおっさんだと思ったに違いない。
入院してみたり、今回の事態を大変なことなんだということを一番感じていない日本人だとみんな思ったに違いない。
札束をふって皆をひれ伏せさせる。金が一番!・・・・・・確かにそうだけど・・・僕もひれ伏すけど。きっと、みんなそうだと思うけど・・・
しかし、それをわからせてはいけない。
今回は悪人は悪人の顔をして、誰にもバレる嘘をつく。困ると計器が壊れたとか持っていなかったとか・・・信じられないことに。
そのせいでこれまで騙されていた僕を含む一般国民は、その嘘を暴き、騙されていた分真実を追求していく。さらに、こんな馬鹿や悪人に見事に騙されていたことに余計腹が立っていく。
その上、札束にはたかれているTVメディアや政治家も明らかになっていき、収拾つかない状態になり、放射能汚染の終結だけではなく政治不信・マスコミ不信も終結しない。
この現実には、終わりがない。どんな悪人がトップに立ち、天下り役人に大金支払い、どんなに悪く言われても、関係ない、なぜならば、首都圏を中心とした電力の供給はうちしかないもんね。嫌なら、電気つけなきゃいいじゃん!と。
映画やドラマでは、一番良い人が実はラストに一番の悪人だった。ということになるだろう。その良い人だと思われた社長の悪事を暴く正義感を持つ社員がヒーローになっていく。仮に東電だとしたら、悪徳幹部や政治家たちを相手に利権にまみれ嘘と騙していた悪事に利用した原子力発電をなくし、新しいエネルギーに向かって1からやり直す。その為に新しい組織を作ることになって、終わっていく。
さ、今回のラストシーンはどうなっていくのか
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