2011年4月4日月曜日

恒例化してしまった深夜の東電会見

震災の日から続く東電会見。政府・安全委員会・保安院・東電の責任擦り付け会見は、本当に不思議だ!今日の夕方は保安院の会見と東電の会見が同時刻に行われていた。内容は2号機のピットの放射能汚染水の垂れ流し問題。被ってるじゃん!
保安院は、「東電によると・・・・」の連発。
アメリカの政治家も「なぜ一本化しないのか?一本化しないから、いろいろな問題が起きる」と指摘。風評被害は政府を始め安全委員会・保安院・東電が自ら作り上げていることに気が付いていないようだ。
まあ、これはどうしようもない問題のようで、次に何かが起こった時の為に緊急物資は、買いだめと言われようが、あれば買っておいた方が良い。
この国は、守ってくれないから・・・。自分のことは自分で守りましょう。いち早く首都圏脱出も考えておかないと。


避難先も確保しておかないと!南の島の方々、よろしくお願いします。


そして、今夜も東電会見。CATVのTBSニュースバードで中継をしている。
爆発後、一度、手に負えなくて、「後は、ヘリコプターから水をかけるか、下から放水するしかない!」と投げやりに言った。冗談かと思ったが、本当にやった。役立たない機動隊の放水車を手配し、地震後に崩れていた東北道を現地に向かっていた東京消防庁の消防車14台を高速の途中で引き帰させた国の判断は別として、一週間遅れとは言え消防士たちの大活躍で冷やして、一時、落ち着いた。

そこからの東電の会見。毎回毎回「水の量の発表。大きさ、敷地内の場所での線量発表」の数字攻撃。でも、肝心なことになると「確認します。」「後ほどお答えします。」
まあ、最初はしょうがないよ的な空気でいたが、これが、2週間も同じことの繰り返し、特に突っ込んだ質問をする上杉隆氏やニコ動や朝日新聞にアエラなど、突っ込んだ質問をしてくるとわかっているのに準備不足のあやふやな答え。それでも、突っ込まれ、社長入院やプルトニウム検出、今日は1000ミリシーベルト以上の線量を測る景気を持っていないことが暴かれた。
質問内容を予想することができるのに答えられない。今日も「最近は、副社長が会見に出てこないんですが、どうしたんですか?入院ですか?」と、突っ込まれあたふたしながら「本部にいます」と。
これも、予想できた質問。とにかく、皆が聞きたい質問になると「確認します」
例えば、
「1000mmシーベルト以上といわれますが、いつ正確な数字が出るんですか?3000ですか?4000ですか?」
これは聞きたいことだ。なんせ3000になると死ぬとか言われている。そんな数字のわからないところで働く現場の人間はたまったもんじゃない!
しかし、答えは
「1000で振りきれてしまうもので・・・今確認中です」
「もう、かなり時間がたってますが、なぜ時間がかかるんですか?振り切れない計器で測れば良いのでは?もしかして、持ってないんじゃないですか?」
そういえば、プルトニウムの時もそれを測る計器を持っていなかった。
「はい!持っていないので確認をしてます」

またか・・・・

そんなやりとりが交わされる生中継。へたなTV番組より面白い!
放射能汚染垂れ流しにしても、コンクリート作戦失敗で
「水の中にコンクリート流しても固まらないと言ってましたけど」
「はい!専門家に確認中です。」
ついには紙おむつの材料で固める作戦
「パッケージを切って粒を出して8kgを一気に水に入れました。」
「他には?」
「おがくずと新聞紙を細かくちぎっていれてます」

面白過ぎだ!

そして、肝心な海の汚染計測に関してになると

「現在各所で確認中です。」
「いつわかるんですか?モニタリングの結果ですけど・・なぜ、時間がかかるんですか?」
「現在、分析中ですから・・・・」

記者もあきれてそれ以上突っ込まなかった

でも、さすがに3週間が過ぎ、同じパターンの繰り返しに記者もキレ始めている。
「大事なこと聞くんで夜中でもなんでも社長や会長を呼んでくれ」
「社長はいつまで入院してるんだ!」
で、今日の最後の質問
「あの~~。電源に関して、細かくどこの電気がついたとかはいいんですが、一番知りたい数字が出てこない。重要度というか知りたいことの優先順位をつけることはできないんですか。」
「はい!確認しておきます。」

さ、明日の夜は、どうなることやら
ただでさえ不足している紙おむつ買い占めて?行った水を固める作戦やいかに
そして、それがだめな時のBプラン。
ピットの周りを固めるとか良く分からない
そういえば、記者の一人がいっていた
「ピットの周りを固めても意味ないんじゃないですか?・・」
「・・・・・・・・・・」
無言だった

しかし、そんなもたもたしている間にも汚染水は今も大量に海に流れている

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