2011年5月23日月曜日

八重山の方たちは本当に素敵だ!!

来週の日曜日東京八重山郷友会の総会がある。
(詳しくは、ここの最新情報のコーナーにあります。http://hoshisunanoshima.net/

当日は、踊りや唄など20演目近く披露される。

今日はそのリハーサルに行ってきた。
この踊りなどは、竹富島で行われる種取祭という最大のお祭りで演じられるものだ。
この種取祭は、夜通しで行われる二日間の祭事である。
この崇高な祭事は日本のみならず、欧米などにも多くのファンを持つほどの有名なものである。

島の人たちは、生まれてからこのお祭りの演者としての役割を背負うこととなる。
小学生でも、しっかりと昔の八重山の言葉でセリフをいい踊りをこなす。
いわゆる観光用に見せる為のものではなく、神に奉納する為の島の大事な祭り事なのである。
それ故に真剣さが伝わり、みているものに忘れていたものを思い出させ、純粋な感動を与えてくれる。それが種取祭だと思っている。

そして、首都圏を中心に数万人といわれている竹富島周辺の八重山出身の方たちが普通に生活をしている。
その人たちも子供の頃体験した種取祭、島でそうであるように親から子へ子から孫へと踊り・芸能など継承している。たとえ島ではなく都心で暮らしていても八重山の心は変わらないのだ。さらにその継承している芸能に誇りを持っているのである。


種取祭の本

その証拠にリハーサルをしている最中も、参加している皆さんは笑顔なのである。
誇りのある笑顔だ。それだけに楽しさが伝わる。
最近、色々なことがあり、すっかり忘れていた笑顔。
自然とその笑顔をみているだけで、こちらの心も癒され楽しくなっていくのは不思議だ。
それは、僕自身も八重山を知り、竹富島を知り、種取祭などに触れることが出来、お知り合いにさせて頂けたことに誇りに感じるのだ。

とはいっても、いわゆるよそ者の自分で、その輪の中とは大きな壁があると感じている。
当然である。でも、少しでもお近づきになれれば・・・。と、いつも思っている。
もしかすると、変に壁だなんだとこだわるのはこちらの問題だけであって、純粋に郷友会の総会イベントを楽しみだと思っていれば、それはそれでいいのかもしれないが、などと悩むこともしばしば。

しかし、そのような悶々とした気持ちは、その場にいると皆さんの笑顔と笑い声ですっかり忘れてしまう。

八重山の方たちは本当に素敵なのだ!

「今年から、今までと違って、多くの人に来てもらいたい。八重山出身の若い世代の方たちや、竹富ファンの方たちに来てほしいです。」と、最後に話していた。

実は、先ほどにも触れたが、この郷友会に何回か行かせてもらったが、よそ者の僕が、勝手にいろいろと声をかけて八重山好きや興味ある人など連れてきてはいけないのではないか?と思っていた。

芸能の原風景より

しかし、とにもかくにも内容はもの凄く素晴らしい。二日間にわたる竹富島の種取祭は、島の民宿が満員になったり、そもそも、休みの問題や金銭の問題もあり簡単に行くことはできない。

しかし、ごく近くで、琉球の衣装に身を包み、種取祭で演じられる演目が、「世迎えの儀」や「庭の芸能」といったよう進行しちょっとした種取祭気分にさせてくれるのだ。

僕は東京出身なのでわからないが、あちこちでいわゆる県人会というものが行われているのだと思う。子供の頃、祖父の関係で群馬県人会に行った。大人の人が酒を飲みわからない話をしていたが、ひとつだけ良く覚えているのが名産の焼きまんじゅうを一杯食べたことだった。それ以来、県人会とはそういうものだと思っていた。
確かにそういう一面もないわけではないが、舞台で次から次へと演じられる演目をみているだけでもちょっとした伝統芸能祭、いや、国立劇場で行われる演目を客席でみているのと同じ。

しかし、お酒あり、食事ありなので堅苦しい雰囲気じゃないから良い!


中々、行けないから、とりあえず、たまプラーザで八重山・竹富島の種取祭気分をちょっと味わいによろしかったら、是非、いらしてみて下さい。
ここで、プチ種取祭に触れて、11月に竹富島で本当の種取祭に触れてみて下さい。





0 件のコメント:

コメントを投稿