2011年5月12日木曜日

上原美優の自殺から命って・・・・

朝、あの種子島出身アイドル上原美優が自殺した。最近は、いろいろなアイドルが出てきてわけわかんないけど、その中でちょっと変わっていて意外とまじめで話も面白かったのでちファンだった。その上原美優が自殺。いったいなにが・・・と、いっても原因など分からない。

命を粗末にしちゃいけない。なんて、いってもしょうがない。死ぬ時は、事故もあったり、病気だったり、突然やってくる。どうせやってくるんだから、自ら死ななくても大丈夫。
ほっといても、東電の原発のおかげで関東から北の人たちは被爆してるからあと5~10年で、いろいろと出てくるかもなんで、そこまでは生きていましょうよ。

僕は、昨年夏、あまりにもお腹が痛いんで医者に行った。黄疸だと言われた。そこで、膵臓のCTスキャン(10ミリシーベルト)で検査した。なんと膵臓がほとんどない状態で即入院。
原因を調べる為だ。ほっておくと死ぬ可能性があるといわれた。

膵臓が機能していない為にあらゆる病気を併発する。その一つが黄疸だった。
そこで、チェック。まずは、胃や十二指腸などの組織検査。悪性だったら、即手術。しかし、悪性ではなかった。次に膵臓に内視鏡を使った検査。内臓を切って作業をする為に手術なんだそうだ。

そこで、同意書にサイン。・・・ちょっと、脱線するが、あの福島の一時帰宅の人たちに個人の責任という同意書にサインをさせたという。むしろ逆でしょう!何かがあった場合補償をしますという同意書を東電や国が渡すべきでしょう!!!机上で法律書ばかり読んでいる奴が考えそうだ!そんな奴らは外で仕事して今いるところを避難所にしやがれっつぅう感じ!!
で、病院で同意書にサイン。その内容は、まず、内臓を切る為にそれによる膵炎などを併発する可能性が30%でそのうち10%の人が亡くなる可能性があるといわれた。

その時は、とにかくやらなきゃどちらにしても死んじゃうわけだから、
「はい!サインしますよ!ペン貸して下さい!」と軽い気持ちでサインした。
「こんなに簡単にサインしてくれる人だけだと助かります!ふつうはご家族とかにも・・・」
「え?だって、病気なの僕ですから!」

と、いったものの、ベッドに戻ってから、ちと、焦った。
生まれて初めて「死」と直面した。
死ぬってなんだろうか?
もう、何もなくなるとということだ。冬も迎えられず、正月もない。病院で時が止まってしまうのだ。

しかし、寝ちゃったらケロっと忘れていた。

そして、膵臓検査。でも、本当の死との直面は検査後だった。
膵臓の組織をとった。膵臓疾患の原因がわかる。担当医は、検査後の状態を見に来たりの機会が多くなった。そのたびに、
「良性なら、問題ないんですが、悪性の場合は、手術などが必要となって長期間の入院が必要で、ちょっとやっかいです」と、まじめな顔をして話す。

『悪性』=『癌』 膵臓癌である

基本的には、膵臓癌=死

ちょうど、そんな最中に、知り合いのアニメ監督が亡くなった。
膵臓癌だった。

再び「死」を感じる日々が続いた。
ただ、アニメ監督が亡くなったことで、ちょっと、「しょうがないな」という感じもあった。
映画製作をして、金銭問題で騙され、金を返さないやつ、払ってこないやつのトラブルを抱えていて、色々な人に迷惑をかけて、逆に迷惑をかけられて相手を訴えたり、信じていた奴に思いっきり裏切られ、正直ボロボロだった。生きていてもこのままの生活は嫌で、退院した後の苦痛の生活の事を考えると死んでしまってもいいかなと思った。

というより、むしろ、死にたいくらいだった。

そんな気持ちでいたので、「悪性」でも「良性」でもいいや!と考えて検査結果が出るまでの一週間を病院で過ごしていた。ただ、担当の可愛いナースさんとお別れするのはちょっと嫌だな!と思ったりして・・・・。

そして、一週間後、正式な結果告知は週明けだったのに、土曜日に担当医がベッドに来た。
「早いんですが、また主治医の方から説明がありますが・・・検査の結果が出ました」

実は、ニコニコして動じてないふりをしていたが、ものすごく緊張して次の言葉を待った。

「良かったです。悪性ではありませんでした。現状で手術などはしなくて大丈夫で、膵臓の膵液が流れる為の管で今後状況みましょう。ただ、今は悪性ではないですが、今後も検査は必要です。」

そういう答えだった。

一応、ホっとした。すぐには死なないようだ。でも、それがわかるとそれはそれで死を覚悟していただけにちょっとしたがっかり感もあった。

この時、死んでしまっていたら・・・・

日本最後の日。3.11を体験することもなかった。地震に会う事もなかった。こんなに恐ろしい津波をみることもなかった。その被害にあった人たちをみることもなかった。
さらに、いままですっかり騙されていた原発の放射能被害に会う事もなかった。
福島に住んでいるわけではないが、神奈川も東京も精神的には同じことだ。もちろん、20km圏内や放射能濃度高い地域の避難・計画避難の方々とは違いますが・・・・。
国が自ら「嘘」や「隠蔽」していることを認めているので、関東も一緒だと思ってる。雨に気を付けるぞ!

こんな体験も出来なかったのだ。

今も、出口は見えてきたが、金銭トラブルの状態は変わらないまま。それをきちんとするまではお前を殺すわけにはいかない。と、いうことで生かされたんだと思っていた。

それだけではなく、3.11も迎えてしまった。多くの人が亡くなり、特に原発の被害者はどうなるものか目に見えない恐怖に対する疲労は想像だにできない。

こんな事態に何もやらずにボーっとしてるだけなら、お前を生かしておいた意味はない!去年、殺しておいても良かったんだぜ!と、言われているような気がする。
あの時「このまま死んでもいいかな、むしろ死にたい。けっこう、いろいろと楽しい人生で後悔することはない」と思ったのに今も元気に生きさせてくれた。

志半ばで多くの方が亡くなっていった今回の震災。

今、日本がぐちゃぐちゃで本当に疲れていたり、愛する人を失ったりで死にたいと思う人が多くなる時期。もともと5月は5月病があるくらいで自殺する人も増える。


でも、今、生きている人は、何らかの形で意味を持って生かされているとしか思えない。
これ以上、被爆とかで亡くなるような人を増やしたりしてはいけない。志を持っている人を一人でも亡くならすわけにはいかない。一人でも救ってそれから、自分の命について考えましょう。

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